小泉首相が退任した後の日本の政治が不安定である。
閣僚の不祥事をはじめ、失言や汚職などのニュースに事を欠かない。
何かあるごとに支持率がどんどん下がり、最後は首相の辞任という流れになる。
近年の総理大臣はみんな一年しかもっていない。
なぜ近頃の政権は長続きをしないのだろうか。
彼らの総理大臣としてのリーダーシップに欠けていたのだろうか。
または閣僚の人々が足を引っ張っているのだろうか。
それとも汚職がはびこっていたのだろうか。
国民の大部分はこのような印象を持っているだろう。
しかし本当の理由は別のところにある。
それはメディアが激しいバッシングを繰り返しているからだ。
安部、福田、麻生、鳩山の時代のメディアは、とにかく自国の政権を批判した。
それは政権が変わっても、扱いは同じ。
テレビをつけると、どの局も政権に批判的な内容を繰り返していた。
また週刊誌を眺めても、最初の記事は、お決まりの政権の非難。
新聞も表現方法は堅いが、内容は上記と大して変わりなし。
どれを見ても、どうでもいいことを揚げ足とっているのではないか。
私には彼らが悪いことをしているようには到底思えない。
それなのにネタ作りのために、マスコミはあのような悪意を持った報道をしているのだ。
これは不愉快極まらないし、許されることではない。
今考えると、日本の政治は、みんなマスコミが作り上げたものではないだろうか。
郵政選挙もマスコミが面白おかしく報道して、自民党が大勝利を収めたし。
安部や福田の求心力の著しい低下は、マスコミが閣僚のちょっとした不祥事の揚げ足取りではないか。
09年の衆院選も麻生の、どうでもいい日本語の間違いの指摘や、オタク関連の指摘で、自民大敗北。
そして鳩山は、普天間問題やリーダーシップの欠如などの、バッシングであえなく辞任。
どれをとっても、政局の変化はマスコミが深くかかわっている。
この演出のためだけに日本の政治が犠牲になっているのだ。
話を実生活に移す。
もし身近に口だけの人がいたら、その人は信用されるだろうか。
多くの人は信用しないだろう。
例えると、人のやることを批判するだけ批判して、自分は代替案を示さないようなもの。
これはどんな人も不快になること間違いなし。
しかし恐ろしいことに、日本のマスコミは、このような事がまかり通っているのだ。
たとえば普天間問題では、批判するだけして、当のメディアは代替案を全く示さない。
どう考えても不可解なことなのだが、多くの国民はそのことに疑問を持たない。
まるでメディアが絶対正しいことを言っているかのように・・・
それでも最近は、ブログやツイッターの普及で、状況が変わりつつある。
それはまだ一部なのだが、メディアに疑問を持つ人が増えつつあるのだ。
なぜならウェブから入ってくる情報を見ると、マスコミの報道がずれていることが判明したからである。
たとえばウェブの内容は、国民が気づかないような、裏の努力を示してくれる。
またマスコミで絶対ださないような、政権の長所も示してくれる。
これらを見た人が、既存のマスコミに疑問を呈したのだ。
国民を洗脳しているのではないかと・・・
これからのマスコミは、どんどん信用を失ってくるだろう。
そして正しい情報が、人に知られることを切に願う。
小さな出来事の積み重ねを語るブログ
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